わたし あたくし わたくし あたし

15歳。自分の思ったこと、感じたことを取り留めなく綴っています。

各駅停車

おはようございます、という時間なのは分かっている。 分かっているけれど、人間と同じ。見た目に騙されてはいけない。 どれだけ綺麗な朝日が昇っていようが、雉鳩が群れてにぎやかに歌っていようが、わたしにとってはまだ夜の延長線。 「健康的な朝だな 」…

ある少女のはなし

「それはもうね、しょうがないことなんだよ。」 しょうがない。仕方がない、仕様がない、やむを得ない。 なにがしょうがないのか、なぜしょうがないのか、いつしょうがなくなってしまったのか、誰がしょうがなくしてしまったのか、どこでしょうがなくなって…

寝らんといてメランコリック

ーもう、しばらくは連絡を控えよう。 恋は駆け引きっていうしな、私はいつも1人で駆け回っては迷子になって、結局元の場所に戻れなくなってあの人に迷惑かけてしまうし。 いやでも、これは恋というのか? あの人の、私の好意を半分受け取って、もう半分は返…

夢十一夜

こんな夢を見た。 「あんたなんか消えちまえ」 母がそう言いながら私の頭めがけて思い切り星を投げた。 それまでがらんどうな部屋に気が狂いそうな程大きく響いていた私の声は夜の海のように静かに存在感を消していった。 喉の奥に言葉とかなしみが渋滞する…

ニヒリズム

国語のワークに、「アイデンティティ フラストレーション ニヒリズム、それぞれこの三つの言葉の意味を答えよ」という問いがあった。 思わず、あ!っと声を上げてしまいそうになって、慌ててシャーペンの先で指先を強く押す。 ちらりと隣でワークの同じペー…

原因不明の本日未明

例えば「赤」という色を認識したら、リンゴや憧れの真っ赤なコートや、夕焼けが染み出した茜色の空が思い浮かぶ。それと同じように「赤」という言葉を認識したら、自然と頭の中で赤色のイメージに変換されて、赤という色を認識した時と同じ思考回路が脳内に…

残暑お見舞い申し上げます。

残暑です。いつまでも残暑です。 わたしはいつも、誰もが鬱陶しがる、厄介なおまけの時空で生きている。 本物にはなれないから、でも模倣は自分のプライドが許さなくて、偽物のくせして本物のような顔をして街を歩く。 そんなくだらない毎日。 わたしの知っ…

オールマイティー

オールマイティーという英語の問題集をどんなことも難なくオールマイティーにこなす、つまり俗に言う秀才と呼ばれる人たちが使いこなしている。ちなみに私もそれを使ってはいるが、やはりどんなことも難なくこなすオールマイティーガールじゃないからダメな…

終わりに向かってスタートを切る。

はじめまして。鼻歌を歌いながら初めてのブログをしたためています。現在、午前1時48分。 よいこはとっくに寝る時間ですが、わたしは生憎よいこではないので金曜日というのに託けてもう少し夜を探検してから眠ろうと思います。 わたしは別にほかの人と比べて…